静岡にある音楽天国スタジオのフレンドシップ店を米子につくりました。オーナーの所有地にスタジオごと建物から新築しました。建築のための確認申請や木造躯体、外壁、外溝工事は米子の方が担当され、
ジーハ防音は内部防音工事や仕上げ、各種設備工事を担当しました。スタジオのための建築ですから、プランニングは音楽天国の松浦社長とオーナーの隅田さんで作り上げていきました。
バンド用スタジオのほかに1つ大きな多目的スタジオをプランし、ライブやダンススタジオとして計画しました。オーナーの奥様がダンスのインストラクターでいらっしゃるため、
2面の大きな鏡とダンス用のサクラ材の無垢フローリングを貼りました。床の防振については他のスタジオからの防音も考慮するため、バンドスタジオは湿式工法の防音床(コンクリート打設)
ダンススタジオは乾式工法の防音床にしました。ダンサーの体や足腰のためにどの程度の弾性が必要なのか、研究しましたがダンスにもエアロビ、ズンバ、ジャズ、ヒップホップ、
クラシックバレエとカテゴリーによって違うためオーナーの奥様と悩みました。ダンス床用ワックスについても協議しました。
このスタジオが、音楽やダンスの中心となってシャッターが閉まってばかりの米子の町がいまよりもっとにぎやかになっていくことを期しています。
音楽天国スタジオはリハーサルスタジオ経営、開業、支援事業をおこなっています。私が知る中で最も無駄なく詳細に、また将来を見越した経営戦略をもっていると思います。
防音についても、独自の工法を探ってみたり、細かいことひとつひとつにイズムを感じます。スタジオ開業を検討されているかたは、是非相談してみるといいと思います。
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