京都Buzzは京都駅の伏見側に位置し、いわゆる京都の街中からは遠い場所にあります。
オーナーの城野さんはまだ若い方ですが、明確なポリシーがあり
京都のライブホールにはない形のいい、音のいい箱をつくってくれというのが
このプロジェクトのテーマでした。
長方形の土地の形を生かす形で、1階をキャッシャーやエントランスバー、楽屋、トイレなどを
レイアウトし、2階すべてをホールとしました。
ホールは間口4m、奥行き9m、高さ5mを確保し、理想的な形になったと思います。
ホール内装以外すべて外装までコンクリートの打ちはなし仕上げとし、外部からは
まさにコンクリートの箱です。
私自身は建物の建築、防音、内装デザイン、音響機器、舞台照明そのたすべてを
まとめた仕事でした。
ステージ上から秘密の階段で1階の楽屋へ直接行けるように
したのはオーナーの城野さんのアイデアです。
1階のバーはカウンターの下や棚などに仕込んだLED照明により、
刻々と色が変わる様子は一見の価値はあると思います。
資金計画から参加し、建築から防音内装までの総工費5000万です。
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